COUNT:

2014/06/20

凡人たる生き方

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

「誰かと同じ」は、嫌いですか?
それとも、「誰かと一緒」が好きですか?

「◯◯ちゃんが持ってるから、同じものが欲しい」と言って母親を困らせていた経験が皆さんにもあると思います。
もしかしたら、「◯◯ちゃんのものより良いものが欲しい」と特別をねだったでしょうか。
なんにしても、誰かがラインを引き、そのライン上、もしくはそれ以上のものを欲する幼児期を誰でも経験してきたと思います。

いつの間にか、誰のラインにも惑わされない自分だけのラインを引けるようになりました。
ですが、それでも「誰かと同じ」であって、「誰かと一緒」なわけですね。
それを一々嫌がっていては生きてはいけない。
普通である自分、凡人である自分は、誰とも違わないということです。

自分だけの特別を見つけようとする気持ちは、思春期から生まれてくるのだそうです。
中二病と呼ばれる病(病気なのかは置いておいて)にかからない人はいないでしょう。皆必ず通る道です。
自分は特別なのだと思いたい、そんな時期ですね。
通り過ぎてしまえば、微笑ましいだけの甘酸っぱい思い出ですが、彼らに共通している「特別視」はその後の人生の中で大きな軸になり得ると、個人的には思います。

「普通」が嫌だと言って己の道を探したり、「特別」になりたいと言って大きな夢を求めたり、そんなくだらないと思える理由で人生って変わるものなんですよね。

やりたいことはない。でも特別になりたい。

いいと思います。羨ましいほど自分を愛して堪らない。
やりたいことはないけれど、それでも特別になれるのだと信じているその気持ちの強さは、笑われることもあるかもしれませんが、とても素晴らしいと思うのです。
自分は何かができる。成し遂げることができる。なんの根拠もないけれど、そう信じる。

いつか、やりたいことが見つかった時、その気持ちの強さが現れるはずです。
強く信じているのなら、少しのことで諦めたりしません。ちょっとした壁にぶつかってもへこたれたりしません。辛いと感じても逃げたりしません。
本気でそう信じているのなら、根性だけは負けません。


万が一、そうでなかった場合。
ああ、もしかして自分って特別じゃなかったんだなと感じたり、自分よりも上の人間を目の当たりにした時のショックは、きっと立ち直れないほど大きい。

その時、うまく切り替えができたのが世界中にいる大人たちではないでしょうか。
普通でいいと思えた瞬間、それは敗北でも諦めでもなく、別の選択をしたということなのではと思うのです。
もちろん、負け犬ですし、根性なしです。
夢に破れ、現実を見せられ、尻尾を巻いて逃げるのですから、 世界の一握りの成功者となれなかった自分はただただ凡人です。

でも、凡人たる生き方を選んだのだから、敗北でも諦めでもないと思えます。

誰でも「特別」になれるわけではありません。上には上がいるのですから。
距離を測って、走ってみて、追い越せないとわかったのなら、他の道を探してもいい。
その道を「特別」にするのは、選択した自分だけです。

面白いことに、自分のラインを見出すと、他人をコントロールできないことを知るんですね。
それは、自分は自分、他人は他人とはっきり理解したことになるのですが、母親に言われたことを思い出します。
「うちはうち、◯◯ちゃんちは◯◯ちゃんち」

ごもっとも!
拍手ものです。少しも間違っていない。

特別かもしれない◯◯ちゃんと、特別でないかもしれない自分は違うのだと。
凡人かもしれない◯◯ちゃんと、凡人でないかもしれない自分は違うのだと。

ただ経験値だけが多い臆病な大人にだけはなりたくないと個人的には思います。
偉大な人は皆、挑戦者たちだと思うからです。

凡人だって、まだまだ挑戦したい。
チャレンジ精神に限界はないんですね。素敵です。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
通勤時間は読書時間となりましたので、ものすごい勢いで本棚に積まれた未読の小説が消化されていきます。読む本がないと不安になる始末。ちょっとバランスを取って、書く方にも専念したいと思っています。
※CLAP、ランキングへのご協力、たくさんの応援メッセージやコメント、いつも感謝しております!
Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU   

2014/05/02

バンドマンたちの苦悩

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

GW突入ですね。長い休みになりますと、嬉しいことにサイトへお越しくださるお客様が多くなります。
ので、間に合うように作品を完成させることができて、正直ほっとしています。

今回アップ致しました作品は、かなり前から温めていたものですが、完成までに時間がかかってしまいました。
構成の作りがイマイチしっくりこなかったことも理由の一つですが、ドラッグ中毒者の症状に関しての情報を集めることに忙しく、文字起こしまでの時間配分がうまくできませんでした。

ドラッグに関しては個人的にはとても身近なものでして、出会ったことのない方が作品を読んだ場合、少し嫌な気分にさせてしまうかもしれません。もちろん、作品の中でドラッグの使用を勧めているわけではありません。

まったくの逆の意味ですね。
この作品では、ドラッグの恐ろしさを描いているとも言えます。

個人的、と書きましたが、個人的でなくてもドラッグはとても身近な存在です。高校時代、売人は近くにいましたし、クラブに行けば簡単に手に入りました。彼氏が売人だった時にはもう毎日ドラッグ漬けです。
合法ドラッグと呼ばれるものもあり、現実的に見ても誰でも使用できるモノなわけですね。コワイことに。

おいしい話には裏がある、といいますが、まったくもってその通りです。
ドラッグはとてもおいしいモノでして、一度経験しますとまたやりたくなるものです。あの快感は他では経験できないので、もう一度、もう一回だけ、とクセに、いや依存するんですね。そこがまた恐ろしい。

どうか、面白半分でも手を出さないでいただければと思います。


さて、今回の作品「ジ・エンド」は、ジャンルとしてはBLでなくてもよかったのですが、ネタとして考え始めた時にBL色を少し入れるという形でしたので、本当に隠れ味程度にしか表現しておりません。
暴力的というより、ドラッグ描写がありますので、あまり若い方には刺激が強いかなというような適当な考えでジャンル分けを致しました。
暴力的で濃厚なBL作品を期待されていたのなら、申し訳ありません。ご期待にそえる作品とは言えないかもしれません。

ですが、きっとお客様のどなたも、お好きなバンドやミュージシャンがいるのではないかと思うのです。
彼らの周りの環境といいますか、彼らの抱える問題や直面している壁などは、想像を絶するものなんだと思うんですね。
売れるために何をすればいいのか、何が必要なのか、「売れる」とは一体何か。
それは音楽業界で生きている彼らにしかわかりません。

好きだったバンドが時代の流れの中でいくつも消えていきました。

成功と引き換えに彼らは何を失ったんだろうと少し考えます。情報社会の中、多くの批評に晒された彼らが自分たちだけの道を見出すのは、とても難しいのだろうと。

強い信念は、いつかポッキリと折れる日が来ます。

過去に消えていったたくさんのバンドの一つとして、「ジ・エンド」の主人公の所属するバンドZEPTO(ゼプト)をお客様の頭の中で形にしていただければ、大変嬉しいです。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
通勤場所が変わり、通勤時間が二時間ほどになりました。電車の中は思いの外居心地のいいものですね。よいネタが浮かぶよう有意義な過ごし方を模索しております。
※CLAP、ランキングへのご協力、たくさんの応援メッセージやコメント、いつも感謝しております!
Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU  

◆ジ・エンド

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:ジ・エンド
完結していますので、お気軽にお読み下さい。
BL弱/暴力的



















世界でその特質した歌声を認められていたヴォーカリスト、クリスチャン・セロ。
彼の突然の死によって、再び脚光を浴びたロックバンドZEPTO(ゼプト)。
そして、作曲家でありプロデューサーでもあるバンドリーダー、メルヴィン・コールマン。

謎の死を遂げたクリス、アルバムの中でよみがえった歌声、批判されるメルヴィンの言葉。

クリスのメルヴィンに対する愛と、
メルヴィンのZEPTOに対する愛は、彼らの心を蝕むものだった。
秘密が明かされ、すべてが一つにつながるその時、何かが生まれる。

※ドラッグ描写がありますので、読む際はご注意ください。

ぜひ、こちらからご覧ください。

2014/04/25

辛いがお好き?

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

ここのところ、長らく更新できておりませんが、作品制作は続けておりますので、今しばしお待ち下さいませ。
どうしてかいくつもの作品を同時に進行させているせいで、進みが悪くなってしまいます。しかも、エンディングに差しかかると指が動かなくなるんです。
終わり方は決まっているのですが、「結」部分の重みに耐えられなくなってしまう。張っていた気持ちが続かなくなるというか、苦しくなるというか。
作品自体の持つ色なのですが、それがまたご存知の通りとても暗いので、書いている本人まで真っ黒に染まっていくように感じます。

辛い。一言でいうと、非常に辛い。

サイトに掲載している小説と映画のオススメを書くため、もう一度ハリウッド映画「ワルキューレ」を鑑賞しました。保管しているDVDケースの中には気に入った映画が入っているのですが、このDVD。なぜか二枚ありました。余程好きなのでしょう。二枚あっても意味はないのですが。

そして、何度も観ているにも関わらず、また泣きました。
結果もエンディングも知っているというのに、何度観ても涙が止まりません。この悲しくもアッパレな最後がこの映画のすべてなのかもしれません。
男臭い彼らの男臭い生き方が、たまらない。制服姿のトム・クルーズが一段と格好良く見えてしまうんです。

「J・エドガー」という映画をご存知でしょうか。
ディカプリオ主演のフーバーFBI長官を描いた作品です。クリント・イーストウッド監督がメガホンを取った映画ですので、毎度のごとく、重くのしかかるような暗さが作品通して体を汚染させるようです。
このフーバー長官は一人の男性と共に生涯を過ごしました。イーストウッドが描くホモセクシャルな関係がまた空気のようで、ちょっとした描写だけで二人の関係をうまく観客に伝えています。

BL作品を書く身ゆえ勉強せねばと思っているのですが、ドロドロねちゃねちゃな作品は読むに耐えない。ということで、彼のBL表現法を学んでみようと思った次第です。

男同士は、愛情より友情を取るのかもしれない。はっきりさせて離れるより、曖昧なままそばにいることを選ぶのかもしれない。
もちろん、はっきりさせたい男も、愛情を優先させる男もいるでしょうけれど、美しさでいったら、答えは出ていると思うんです。

男なら、ぐっと耐える。
それがまた、切なくて辛い。

この「辛い」というキーワードが自分の中でとても大きく比重を占めているというわけですね。
本人はいたって辛い事柄に直面しているわけではありませんし、辛くなりたいとマゾ的思考を持っているわけではありません。

物語の登場人物たちには、ぜひ辛くなってもらいたいと、そう思っているだけなんです。

そして、読んでくださる方にはぜひ、楽しんでいただきたいと思っています。
もちろん、お客様が楽しめる作品を書けるよう、辛くて悲しい作品を見て読んで勉強し、日々精進していきたいと思います。

徒然の更新も久しぶりとなりました。
申し訳ありません。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
長い休みの前には少しの浮ついた気持ちになります。どこへ行こうあそこに行こう、などと妄想して楽しんでいます。お出かけになる方がいらっしゃいましたら、くれぐれも事故にお気をつけくださいませ。
※CLAP、ランキングへのご協力、たくさんの応援メッセージやコメント、いつも感謝しております!
Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU 

2014/03/20

◆雪のかおり

オリジナル短編小説をアップ致しました。

タイトル:雪のかおり
完結していますので、お気軽にお読み下さい。
NL

「ハルミ、だよね?」と、美しいその人は言った。
会ったこともない、名も知らない彼女は、俺を誰かと間違っているようだった。

俺の通う大学で起こった行方不明事件。
彼女は行方知らずとなった学生を探していた。
最後に会ったのは誰で、何をしていたのか。今、どこにいるのか。

知らないはずのことを知り、見ていないことを口にする彼女は、一体何者なのか?
面倒なことが嫌いな俺が巻き込まれた事件の真相とは?

ハルミへと向ける彼女の笑顔は、息を飲むほど綺麗で、優しい。

オムニバス作品「moíra」シリーズ、第二弾!


ぜひ、こちらからご覧ください。 

2014/03/06

◆Knock knock

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:Knock knock
完結していますので、お気軽にお読み下さい。
NL/R18/暴力的

ペンを持つ手が止まった。
それは、落ち着いた様子で話し出した彼の言葉が、どこにでもいる同年代の若者のようだったからだった。

薄暗い部屋の中に漂う青年の話。
己の足にある枷の重さを感じさせない優しい笑み、明るい声音。
世界の不公平さの犠牲者であることに変わりないが、彼は本当に人間なのか。

お前は誰だ?


ぜひ、こちらからご覧ください。

2014/02/26

長編どこでもドア5

できれば、初めて訪問してくださったお客様にも、軽い気持ちで読んでいただきたい。
そう思います。

こんにちは、どこでもドア案内人JUJUです。
長編作品のお好きなパートへ、あなたをご案内します。

連載小説:NO LIMIT.
BL/R18













 地位も名誉もお金も、世界の人々が羨むすべてのものを手にしている彼ら、三大グランツールを制覇したロジルと、フットボール選手であるクレウス。
 彼らには、誰にも知られていない想いがあった。
 互いを想い合う関係、それは世界を活躍の場とするアスリートにとって公にするものではなかったが、二人は長い間それぞれの心の中で大切に育くんでいた。
 スポーツ誌のインタビューで対談をした彼らが取った行動が、のちに二人の関係に大きなゆらぎとなって襲う。

 妻と息子がいるロジルは、自分の中にあるクレウスへの想いは「次元の違う」ものであり、家族に対するものと異なる感情だとしていたが、数年後のある日、別荘を訪れたクレウスが残した手紙を読んだことによって、そのバランスを崩し始めてしまう。

 クレウスを想って苦しむロジルの前に、会いたくて仕方がなかった彼が突然現れる。
 ロジルを捨てた彼が何を考えているのかも、何をしようとしているのかもわからないまま、少しの間二人きりの幸せな生活に浸るロジル。
 だが、そんな生活は長くは続かない。終わりはもうすぐ目の前に迫っていて、その足音を響かせていた。

 体を欲するのはクレウス、「次元の違う」愛を求めるロジル。
 その溝は家族の来訪と、クレウスの言葉によって、静かに埋まる。
 一夜を共にしたことで、見えなかったものが見え、わからなかったことがすべてはっきりし、ロジルは大きな決断をすることに。
 

(各ストーリーのあらすじから本編にリンクします)
「初まりのとき」→NO LIMIT.(1)
「別れのてがみ」→NO LIMIT.(2)
「衝撃のおと」→NO LIMIT.(3)
「君のものに」 →NO LIMIT.(4)
「決断のあと」→NO LIMIT.(5)

 「NO LIMIT.」は、前作「NO WORDS」後の二人を描いた作品ですが、「NO WORDS」は主人公が少し異なるマイナーチェンジ前の作品ですので、読む際はご注意ください。

◆NO LIMIT.(5)

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:【連載小説】NO LIMIT.(5)
この連載作品は、こちらで完結となります。
BL/R18










 


 「それで?」

腰に手を当てて、彼は困ったような顔をして僕を見ていた。
表舞台から忽然と姿を消した彼を探す旅の終点。

今の彼には何もない。地位も名誉も奪われた。
そして、僕にも何もない。地位も名誉もお金も、持っているすべてのものを捨てた。

「すべてを捨てて来たんだろ?」

ロジルとクレウス。
すべてを手にしていた二人がすべてのものを捨ててなお、手に入れたかったもの。

「NO LIMIT.」エンディング作品。
ぜひ、こちらからご覧ください。

2014/02/24

◆運命の人

オリジナル短編小説をアップ致しました。

タイトル:運命の人
完結していますので、お気軽にお読み下さい。
NL

ねえ、運命って信じる?

小さい頃から俺の隣にいるあいつのことは誰よりも知ってる。
彼女が言ったその言葉がなぜか焦りを呼ぶ。
俺は、お前の運命の人か?
心の底の方で言葉になってはいるが、決して声にはならない。

不思議な力に翻弄されるジュンと幼馴染みのツカサ。彼女を救える運命の人は、一体誰か?

オムニバス作品「moíra」シリーズ、第一弾!


ぜひ、こちらからご覧ください。 

2014/02/09

マイナーチェンジ

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

実のところ、今回の連載作品「NO LIMIT.」は、ある作品のマイナーチェンジバージョンです。
というか、ある作品の続きなのですが、続きなのにマイナーチェンジしてしまったというわけです。

まるっと主人公を変えてしまいました。
続きなのに。

映画の世界では、同じ主人公を複数の俳優が演じたりしますね。
007のジェームズ・ボンドとか、CIAのジャック・ライアンも新作は俳優が変わります。成長過程で俳優を変えることはよくありますが、大人になった後チェンジするのはなかなか勇気がいることかなと個人的には思います。
人には最初に感じたイメージというものがあって、初代のジャック・ライアンを知っている自分は、二代目のハリソン・フォードに違和感を感じましたし、バットマンやスパイダーマンはどの俳優のどの作品が一番好きかなどと勝手に順番を振ってしまいます。

俳優を変えると雰囲気も変わるものですが、作品の中の主人公が変わっているわけではありません。彼らは皆、 ジェームズ・ボンドで、ジャック・ライアンで、ブルース・ウェインで、ピーター・パーカーです。
ジェームズ・ボンドは女ったらしだけど腕の立つスパイ。 ジャック・ライアンはCIAの分析官でちょっとひ弱なはず。ブルース・ウェインは正義感の強いお金持ちで、ピーター・パーカーは頭はいいけれどちょっと抜けた学生。
主人公は皆一貫して、主人公です。


さて、前置きが長すぎました。大変失礼しました。
話を戻しまして、 「NO LIMIT.」の主人公ですが、主人公自体が変わってしまいました。
名前や性格はほぼ同じですが、 環境が変わり、彼のイメージもだいぶ変化があったと思います。

これはマイナーチェンジなのだと自分勝手に割り切り、こうしてサイトの方にアップしてしまいましたが、実は少しビビッています。
ある作品とは、「NO WORDS」という昨年の春にアップした13ページほどの小説なのですが、続きを書こうと思ったのは夏頃でしょうか。あるコンテストに出してみようと筆を取りました。続きものとしてではなく、完結する一つの作品として書き始めたので、主人公の立場などを少しいじり、アレコレと付け加えていきましたところ、マイナーチェンジに至ったわけです。

ロジルという主人公、 「NO WORDS」ではテニス選手なのですが、「NO LIMIT.」ではロードレーサーになっています。
前作「NO WORDS」では、クレウスももう一人の主人公です。彼には手を加えていませんが、 「NO LIMIT.」では主人公という立場ではありません。

見比べてみると違和感は否めないのですが、別モノとしてお読みいただけたらと思います。

この二つの作品は、根本的に正反対のものになりました。 「NO WORDS」はプラトニックな関係が強く、「NO LIMIT.」はディープな要素が前面に出ています。


現時点(2/6更新)では「NO LIMIT.(4)」までアップされています。
この作品は、一応はこちらで完結となります。ですが、コンテストに出すために必要だったことがありまして、エンディング的な続きが存在しています。

いつかアップできたらと思います。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
何十年ぶりの大雪が首都圏を襲いまして、真っ白い雪景色に少々興奮気味です。お出かけの際はご注意くださいませ。あまり攻めないでください。
※CLAP、ランキングへのご協力、たくさんの応援メッセージやコメント、いつも感謝しております!
Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU 

2014/02/06

サイトのお引越し

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

この度、本館サイトの引っ越しを行いました。
このご時世、いつまでも「携帯サイト」というわけにもいきませんし、編集はほぼパソコンから行うことと、訪問してくださるお客様の大半の方の閲覧環境がパソコンまたはスマートフォンであることから、携帯向けホームページ作成サイトからの引っ越しとなりました。

ですが、肝心の作品はまだ元のサーバーにございますので、完全に移行したわけではありません。
かなりの量のデータになりますし、「小説を書く・読む」専門のサーバーなどを探してみようと思いますので、今しばしお待ちください。

サイト引っ越しにともない、リンク移行作業を行いました。
すべてのリンクの確認が済んでおりませんので、万が一不具合があるかもしれません。その際はお手数ですが、お知らせいただければ嬉しいです。

なお、サイトURL等が変更になりましたので、ブックマーク・リンクなどしてくださっていたお客様がいらっしゃいましたら、お手数ですが登録変更・修正をお願い致します。


常々、作品のイメージを画像にしてみたいと思っておりました。
個人的に登場人物などの顔形はあまり重要とは思いませんが、作品の全体的なイメージを絵(目)からお伝えすることもできるわけですね。
本屋で売られている本のブックカバー(表紙)などは、作品のヴィジュアル的な役割を持っていて、ジャケット買いならぬ表紙買いも経験おありではないでしょうか。

よって、サイト移行と共に【IMAGE GALLERY】を作成してみました。
作品を読んでくださるお客様に少しでも世界観を感じていただけて、より「面白い」と思っていただけたら、大満足です。
使用している画像に関して問題がございましたら、遠慮なくご一報くださいませ。

なお、こちらはスマートフォンでは閲覧できませんので、もしご興味がございましたらパソコンからご覧になってみてください。


今後とも、「オリジナル小説サイトBookBar[Q]」をよろしくお願い致します。

然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
寒さに弱いもので、外出が億劫になりますね。でも食べなければ寒さに勝てない。
ということで、温かいものを食べて、脂肪と一緒に力を蓄えましょう。受験を控えている皆様は、特に気を付けて体調管理をしてくださいませ。
※CLAP、ランキングへのご協力、たくさんの応援メッセージやコメント、いつも感謝しております!
Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU 


◆NO LIMIT.(4)

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:【連載小説】NO LIMIT.(4)
この連載作品は、こちらを以て完結かもしれません。
BL/R18













 「今だけでいい。今夜だけでいいんだ。今夜だけは君は俺のもの。俺は君のもの。それじゃダメかい?」

彼は僕に向かってゆっくり手を差し出して、聞いたことのないほどの優しい声音で尋ねた。

彼は部屋の電気を消し、小さなランプのスイッチをつけた。淡い光が彼と僕を照らしていて、上着を脱ぎ去った彼の体がふわふわと揺れているようだった。


ぜひ、こちらからご覧ください。

2014/01/30

影響力

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

世の中には多くの人に、または特定の人に、その人間性をも変えるような大きな影響を与えるものがあります。人それぞれ感じるものに違いがありますし、感じ方や受け方も異なりますが、その影響力は計り知れない。
本人でさえ、知らずうちに影響を受けているものもありますね。それはそれで少し怖い気もします。

良い影響なら大歓迎。
自分を成長させてくれるものなら、喜んで影響されたいと願うものです。
ですが、良いものばかりではありません。

長い間仕事で触れていた世界は、やはりというか自分を侵しておりました。普通と思っていたことがそうでなかったりするもので、感覚がマヒしたような状態です。あまりいいとは言えないのですが、一つの勉強だと思ってまた違う環境に慣れる努力をするまでですね。頑張ります。

生ぬるい場所にいたせいで危機感をなくしておりました。
相当なことがない限り、あまり落ち込んだりしない性格でしたが、さすがにダメージが大きい。
己の足で立ち上がるのはなかなか困難。そんな時、自分の背中を押してくれたのは、音楽でした。


耳から入る歌声やサウンドが人の心を変えるほどの影響力を持っていると、自分自身で感じることでその偉大さを知るわけですね。
おおいに励まされました。落ち込んだ自分を引き上げてくれたのは、この音楽なのだとはっきり言えるほど、その力は大きかった。

洋楽でしたので、歌詞からの直接的なメッセージはあまりわかりません。翻訳されたものを読んで知るしかありませんし、理解できる部分のニュアンスで感じ取るしかありません。
それでも、彼らの作る深い音一つ一つが、見事なまでに自分の心を掴みました。

社会人になった頃デビューしたバンドでしたので、長い間耳になじんでいた音でした。
別に昨日今日出会った歌、バンドだったわけではありません。アルバムはすべて持っていますが良し悪しを勝手に決めつけて、最近のアルバムは好きになれないなどとぼやいていたのはつい一年ほど前のことです。

何かのタイミングで彼らのライヴ映像を観ました。来日してライヴを行った時、行くかどうか悩んだことを覚えていたのでその様子を覗きたかっただけでしょう。
ライヴパフォーマンスはいつも通り最高です。うんうん、やっぱりいい声だとか、なんとか。偉そうに評価なんてしてみまして、そのまま動画サイトの波をサーフィンです。

そこで目にしたのが、彼らのドキュメント動画でした。
レコーディングやバックステージなど、彼らの飾らない姿が映し出されていました。
名の知られたビッグバンドですが、音楽を作り出す困難さや真剣さ、メンバー同士での話し合い、険悪モードなものから笑いのあるものまで、デッドライン前の危機的状況など、なぜこれほどまで公にしてしまうのかと疑問に感じるほどの裸の彼ら。

自分たちだけの音を作り出すことにとことん向き合って妥協せず、仲間同士で理解し合い尊重しながらアイデアを出し、他人がつけた評価や枠を壊して、自分たちのやりたいようにやると決めた彼らに、どうしてか救われました。

成功者であるはずの彼らにも困難があり、悩み、嘆く。
それでも前を向き続け、音楽を作り続ける。いい音楽を、作りたい音楽を、聴かせたい音楽を発信し続ける。

素直に「頑張ろう」と思えました。それから、二ヶ月ほど、耳に流れるのは彼らの曲だけです。それもそれで困ったものなのですが。


誰かに影響を与える存在になりたい、などとそんな大それたことは言えませんし、できません。
でも、もし誰かが落ち込んでいて、立ち上がるための助けになれるような、前向きになれるようなほんの少しの励ましになれるような、そんな小さな力が自分の作品にあったらいい。

作品を読んで、お客様に何か感じていただけるのなら、とても幸せです。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
厳しい寒さと乾燥が誰かを元気にしています。皆様、インフルエンザ、ノロウィルスなど流行ものにご注意くださいませ。
※CLAP、ランキングへのご協力、たくさんの応援メッセージやコメント、いつも感謝しております!
Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU

◆NO LIMIT.(3)

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:【連載小説】NO LIMIT.(3)
連載作品ですので、まだ未完となります。
BL/R18













「僕の心は、君でいっぱいだよ」

彼のことが怖くても、彼が何を考えているかがわからなくても、不安になって怯えても、僕は彼が好きだった。
僕に向ける笑顔があまりに優しくて、温かくて、僕の全身は歓喜に震える。

「体は?」
彼は一体何を言っているのだろう。心と体はつながってるというのに。
僕の顔を見つめて、彼が冷たく言い放った。

「君の、その体のことだよ」

ぜひ、こちらからご覧ください。 

2014/01/23

◆NO LIMIT.(2)

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:【連載小説】NO LIMIT.(2)
連載作品ですので、まだ未完となります。
BL/R18













僕の彼への愛情が枯れることはない。
十年経っても二十年経っても、それ以上の年月の間も彼を想う気持ちが薄れることはない。

会えなくても、言葉を交わせなくても、僕の心に根付く大きな愛が消える理由にはならない。

僕は彼の愛を疑ったことなんてない。
彼にとっての唯一無二の存在であり続けていると僕は信じて疑わない。

「――ああ、クレウス。会いたかった。君に会いたかったよ」

ぜひ、こちらからご覧ください。

2014/01/16

◆NO LIMIT.(1)

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:【連載小説】NO LIMIT.(1)
連載作品ですので、まだ未完となります。
BL/R18













彼と僕が二人きりでこんなふうに時間を過ごすことができるなんて。そんなことができるとは思わなかった。
もっと先になると、もっと遠い未来のことかと思っていたのに。

こんな時期に海岸沿いの店にくるなんて、冬空の下、海の見えるテラスの席に座るなんて、思いもしなかった。
でも、彼が一緒だから、それがどこであっても特別。

冬の海も、寂しい砂浜も、客のいない店も、彼と僕、会うことなどできないと思っていた僕ら二人で訪れることができれば、それはとても特別な場所になる。

ぜひ、こちらからご覧ください。 

2014/01/08

RESUME

こんにちわ、お久しぶりです。管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

諸事情により、二ヶ月ほどお休みさせていただきまして、大変申し訳ありませんでした。
そんなこんなしている間に、年が終わり、新しい年が始まってしまいまして、年末年始のご挨拶ができませんでした。

改めまして、サイトに訪問くださったすべての方に感謝すると共に、昨年は大変お世話になりました。
そして、2014年、今年もどうぞよろしくお願い致します。

作品の更新ができなくなる事態が起きたことも2013年内であったことで、頷くことができるというもの。一年が始まった頭から、一年の終わりである師走まで、良いところナシの散々だった2013年が終わり、正直ほっとしております。

自分の力ではどうにもならないことが世の中にはたくさんありますが、それが自分の身に起こるとは思いもしませんでした。
全く以て、予想もしなかった驚きの出来事でして、頭が真っ白になったと同時に一歩も進めなくなりました。
へそを曲げて部屋にこもっていても意味はありませんので、前向きになれる音楽やドキュメンタリーなどを見て、気持ちを高めようと努力しておりました。

至って健康的でありましたし、心を病んだわけではありませんが、それでも作品に向かう気は少しも起きませんでしたので、連載も作品づくりもすべてストップさせました。
サイトに通ってくださっていたお客様、ご期待にそえず、申し訳ありませんでした。
やっと一歩進むことができましたので、生活の一部である作品制作にもまた力を注ぐことができるかなと思っています。

お休みの間、小説サイトの方へ顔を出すこともできませんでしたので、やっとアクセスやコメントなどを目に致しました。
お優しいコメントをたくさんいただきまして、心が温かくなっております。そして、作品を読んでくださったお客様が多いこと、年始休みにわざわざつたないこのサイトをお選びいただいたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。


完全にストップ状態でしたので、連載も作品も何一つ進んでおりませんが、これからポツポツと書いていこうと思っています。
できないことは書くな、言うなと偉そうなことを綴っておきながら、無更新の時期を作ってしまい、痛く反省しております。どうか、お許しください。


再スタート(RESTART)というよりも、「再起動」という意味合いの方が合っていると思いますので、この度、「レジューム」させていただきます。

小説サイトの方針は何一つ変わっておりません。
お客様が読みたいと思われる作品を作ること、それが目的ですので、できる限り訪問くださるお客様に喜んでいただけるものを書いていきたいと思っています。

連載作品についてですが、ストーリー見直し等を行う予定ですので、再発進までしばしお待ちくださいませ。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
今年こそ、良い年でありますように。神頼みではなく、己の足で良いものにできるよう努力したいと思いますが、神様がほんの少しでも手を貸してくれるといいと、願うばかりです。
※CLAP、ランキングへのご協力、たくさんの応援メッセージやコメント、いつも感謝しております!
Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU