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2012/08/31

◆小さきものよ「番外編:坂口」

オリジナル小説をアップ致しました。

長編オリジナル小説:小さきものよ
「番外編:坂口」の更新のお知らせです。
こちらの長編小説はまだ完結しておりませんが、サイドストーリー「番外編:坂口」は完結しています。
NL/双子/禁断含みます。














丸めた背中を坂口に向け、膝を折って胸に抱き、いまだ自分を迎えに来ない誰かを待ち続ける雪絵。
大事なものを守るためなら、どんな犠牲も払う覚悟を持った彼女の行動に翻弄される刑事坂口。
「あの女はクロだ。騙されるな」

手塚警部の言葉に半信半疑な坂口は、彼女を守るため驚きの決断を下した。

十年以上の年月を渡る悲恋ラブストーリー。


ぜひ、こちらからご覧ください。

2012/08/15

「書きたい」作品より「読みたい」作品

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

夏休みでしょうか。お盆休みでしょうか。
サイトへのアクセス数が多いのは、お客様が足急く通ってくださっているのでしょうか。
ロンドンオリンピックも終わりまして、楽しみのない毎日に不満を抱えている自分の尻を叩いてくださっているようで、おかげさまで指を動かすことも苦になりません。
ありがとうございます!
感謝の言葉もありません。

BLOGの更新より、作品のアップの方が喜んでいただけると思っているのですが、「美しい」を題材とした作品の作成に苦労しております。

「美しい」とはなんぞや?
掘り下げれば掘り下げるほど、迷いが生じてきてしまいます。
個人的に感じる「美しい」を描こうと思っています。ですが、十人十色といいますように、人の感性はそれぞれです。
でも、そのどれも「美しい」のではないかと思うのです。
何をどう「美しい」と感じるも人の自由です。その自由の幅の中、「美しい」と感じていただける作品にするのは、なかなか骨が折れます。

「警部:手塚」という作品のアクセスがとても多いのですが、これは訪問者様が「楽しい」と感じていただける作品だったという証かなと思います。
この作品に登場する女性は、ある長編作品に登場している人物です。
以前書かせていただきましたが、この長編の一部として存在しているのが「警部:手塚」でして、この作品単体のストーリーではありません。
であるにしても、この「警部:手塚」は面白かったというコメントをいただくことが多いので、ここからヒントを得ようと思っています。
「美しい」と、より多くの方に感じていただける作品を目指します。頑張れ、自分!

さて、この「警部:手塚」には続編がありますが、それ自体本編の方に関係することですので、単体で書くことができません。待ってくださっている読者様には申し訳ありませんが、お許しください。
ですが、どうにも本編が進んでいませんので、手塚を主体としたストーリーを作ってもいいかなとも思っています。

自分勝手に満足するより、お客様に喜んでいただける方がいいに決まってますので。
何よりも、「書きたい」作品より「読みたい」作品を作りたいのですから、ちっぽけな拘りなんてポイ捨てです。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
蒸し暑い毎日、カンカン照りの太陽に悪態をついてばかりです。暑さだけでなく、冷えにもお気を付けください。

※CLAP、ランキングへのご協力、たんさんのコメント、感謝しております。ありがとうございます! Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU

2012/08/02

『美しい』を描く

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

「美しい」と感じるものを文章で表すのは、とても難しいと思います。
「感動」を言葉で書き伝えるのは、とても困難だと思います。
只今、痛感しております。

趣味にスポーツ観戦と書かせていただいた通り、ここのところ心はロンドンに飛んでおります。
「美しい」のです。
意地と意地、誇りと誇り、力と力のぶつかり合いが。
「感動」するのです。
彼らが歩んできた険しい道のりの終点を目の当たりにすることが。

人は、目標に向かって努力し、その夢を叶える姿を見ると心を動かされます。
人は、壁にぶつかり何度も負けを喫しても、諦めずに何度も挑戦する姿を見て心を熱くします。
それは老若男女皆同じなのかもしれません。
困難や挫折は付き物、それを乗り越えてこそ、頂点に立った時の喜びはどんなものにも勝る。
結果が敗北だったとしても、歩んできた道は決して間違ってはいないと見る者に言わせてしまうほど、懸命に努力する姿は頑張れと背中を押したくなります。

そんな作品が書きたいです。
「美しい」戦いと「感動」できるストーリーが、書きたいのです。
では、主人公に多くの壁を作りましょう。悲劇と混乱と挫折を与え、打ちひしがれてもらいましょう。
そして、勇気を振り絞って立ち上がり、壁を一つ一つ乗り越えてもらいましょう。明確な目標を与え、それに向かって猛然と走ってもらいます。
では次に、誰もが魅了する「美しい」戦いをしてもらいましょう…

はて、どう描けばいいのか?
どう伝えればいいのか?

情景だけを書いてもいいのかもしれません。心理描写を一切なくして、ただ淡々と光景を表現します。
反対に、心の奥に持つ強い意志を表現した方がいいかもしれません。今その時の主人公の感情をむき出しに描くのです。
いえ、主人公や対戦相手が歩んできた道のりを知れば、おのずと「美しい」と感じることができるかもしれません。プライドのぶつかる音を「美しい」と思うかもしれません。

でもそれは、読者の捉え方次第です。

本当に伝わるでしょうか?
「美しい」と読んでくださる方に伝わるでしょうか?
風景を描く文章というのは、ある意味色々なところで目にしますし、参考になるものがたくさんあると思います。ある程度の文章なら書くことができるかもしれません。
でも、「綺麗な景色」ではなく、「火花の散るような激しい戦いの美しさ」を表現するのはとてもとても難しいと思うのです。

自分で勝手に課題を設けました。
『美しい』を描く。
「美しい」にも種類があると思います。美しい風景、美しい人、美しい場面、美しい心や美しい戦い。
感じる「美しい」も人それぞれだと思います。

以前「ヴィア・ドロローサ(十字架の道)」という作品を批評してくださった方が「露骨すぎる性描写なのに、美しい」と言ってくださいました。
自分では「美しい」を伝えたわけではありませんでした。作者自身は「美しい」性描写を心掛けたわけではなかったのです。
でもその方は、「美しい」と感じてくださいました。
ヒントはそこにあるように思います。

それで、過去の作品の中からも描写を引っ張り出して、「美しい」をテーマとした作品を書いてみようと思い立ちました。
修行の一つですが、読者様が楽しい、いや「美しい」と感じられる作品にできるよう努めます。
温かい目で、いや厳しい目でご覧いただければと思います。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
毎日睡眠を妨害するような蒸し暑さが頭を悩ませますね。エアコンのかかった場所との温度差は体に堪えますし、熱中症は身近な病です。あまり無理をせず、お体を大事にしてください。

※CLAP、ランキングへのご協力、コメントの数々、本当にありがとうございます。 Merci,vielmal:)



BBQ管理人:JUJU