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2013/10/26

◆【連載小説】Burning Blood9

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:【連載小説】Burning Blood9
連載作品ですので、まだ未完となります。
BL/R18弱/暴力弱












ヤナセが逃げずにヨシキの両親の元へ行っていれば、ヒロが罪を犯すことなどなかった。
すべては、ヤナセの責任だった。

自己嫌悪に苦しむヤナセと、背を向けてその場を去る奈良。

いくら歯がゆい思いをしても、後悔などしない。
互いの信頼度が地に落ちたと彼らの冷たい視線や横暴な態度をもって身に染みてそのことを感じたとしても、奈良にはもっと大事なことがあった。

不器用な生き方しか知らない血滾る男たちの譚歌。

ぜひ、こちらからご覧ください。

2013/10/18

身近という強み

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

便利なもので、桜田門関係者が身内にいます。
「桜田門」とは警視庁を指しますが、一応過去のことですので、"元"と書いておきます。

警察用語というものはネットで調べれば簡単にわかりますが、あまり使われていない用語もありまして、作品に書いて恥をかかないように、聞くことにしています。

必要に感じた時にメールや電話で聞くのですが、その度「今度は何? どんな事件?」とニヤつかれ、相手にするのが少し面倒なこともあります。
ですが、そこは作品のためと思ってぐっと堪え、教えを請うわけですね。

「器物破損」
聞いたことがあると思いますが、実は「器物損壊罪」という罪名でして、警官は使わないそうです。
しかも、言葉としては「器物毀棄(きき)」と言うらしく、立件する時にしか刑法に載っている罪名を口に出して使ったりしないとか、アレコレ事情があるようです。

時代によっても用語は変わるようで、その時々で流行りもあるとか。
警察官も流行遅れとか言われるんでしょうか。 日々、悪と戦っているというのに、色々と大変そうですね。

本当に、毎日毎日悪と戦っているのかと言われれば、身内を見る限りそうでもなく、普通のサラリーマンとあまり変わりません。
飲んだくれて帰ることもありますし、スナックの姉ちゃんにハマってみたり、同僚の手を煩わすこともあります。

そんな普通の人たちが桜田門の名を背負って、悪と戦うんですから何やら色々あるのは仕方がない。
身内を庇うわけではありませんが、彼らも人間ですので、個人的には多少のことは許してあげています。至極最近、シートベルトで捕まりましたので、交通課の制服警官は好きになれませんけれど。


身近に関係者がいるというのも理由の一つだと思いますが、自分の書く作品に警察官が出てくることが多いですね。
「警部:手塚」の手塚もそうですし、今連載中の「Burning Blood」の奈良もそうです。
どうやら自分の好みのようですが、だからといって警察官に憧れを抱いているというわけではないようです。
正義であってほしい警官ですが、登場するのはダメ刑事ばかりで、その人間らしさにそそられるということでしょうか。
桜田門関係者であった身内には、口が裂けても言えない事実。

「事件は解決したの?」
そんな風に聞いてくるもので、事件も何も起きたわけじゃないし、作品の中の刑事は皆他のことで手一杯で、悪になんて構っていられない。
「取り調べ室の中で手錠はしないよ」とか、余計な情報をもらっても使いようがなかったりするもので、お礼に美味しいケーキを買っていくぐらいしかできません。

でも、情報源が近くにあることはとても有難いことで、身近なものを題材にして小説を書くことから始めた自分としては、警官の登場はごく普通のことだったと言えます。

ネット社会ですので、情報はいくらでも手に入ります。
でも、やはり生の声は一味も二味も違うものですので、それがどんなものでも身近という強みは使うべきなんだと思いました。

そういう意味で、趣味は多くてもいいし、ミーハーに色々なものを好きでいることも、題材に困らないための一つの策と言えるかもしれません。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
台風によって大変な思いをされた方がたくさんいらっしゃるようです。どうか皆さんご無事で。家があって食べるものがあれば、人は幸せを感じることができるものです。
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Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU

2013/10/17

◆【連載小説】Burning Blood8

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:【連載小説】Burning Blood8
連載作品ですので、まだ未完となります。
BL/R18弱/暴力弱












奈良に殴りかかったヒロ。
ヨシキのバイクのマフラーを盗んだヒロ。

理由など、見当がつく。
親友の愛車の部品を使ってヒロ自身のバイク、フェザーにヨシキの魂を乗せてやりたい。一緒に走ってやりたい。

「ヨシキを殺した犯人を放っておいて、俺を捕まえるなんて、警察は馬鹿だ」

後輩ヒロの行動は、ヤナセを自己嫌悪という穴に落とす。

不器用な生き方しか知らない血滾る男たちの譚歌。

ぜひ、こちらからご覧ください。

2013/10/10

◆【連載小説】Burning Blood7

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:【連載小説】Burning Blood7
連載作品ですので、まだ未完となります。
BL/R18弱/暴力弱












一触即発状態の二人の男、ヤナセと奈良。

つい最近、警察署で言葉を交わしたというのに、その事実さえどこかへ消え去る。
それだけ、二人の関係が敵同士だということ。

ヤナセが守るのは、チーム、そして後輩。
奈良が守るは、世の中のルール、法。

真っ向で対立する二人の間で起きた、もう一つの事件とは?

不器用な生き方しか知らない血滾る男たちの譚歌。

ぜひ、こちらからご覧ください。

翻訳ものの罠

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

会話にリアリティがないと言われたことがあります。
リアルを追及しているにも関わらず、肝心の登場人物たちの会話にリアリティさが欠けるとは、なんてこった!
一人、落ち込みました。

一体どうしてそうなってしまったのか、深く考えた末、出てきた答え。

それは、翻訳ものの存在です。

海外の作品を結構好んで読みます。
趣味で聴く海外のアーティストや追いかけているアスリートたちの記事を読む機会も多いわけですね。
それは、もちろん日本語に翻訳されたものを目にすることになります。
英語、フランス語、スペイン語など聴いたり、読んだりするだけでそのニュアンスが理解できるほど頭が良いわけではありません。

ですから、そのほとんどは日本語に翻訳された文章になります。
日本人ならインタビューでの話し方や仕草、言い回しなどから人柄が表れたりしますが、翻訳の場合はそういうことでもありません。
言葉自体に強いメッセージがあれば、その人の個性が前面に押し出されるというものですが、そうでない場合、それはそれは皆普通、なのです。

「そうかい? 僕のこと? それはどうだろうね。でも、僕のことを愛してくれていると感じることが多いよ。これからもそうあってほしいと願っているさ」

これはあるインタビューで語られた海外アスリートの言葉なのですが、リアリティさに欠けますか?
確かに、日本人ならこんな言い方はしませんね。
では、少し修正してみます。

「そう? 俺かぁ、 どうかな。まあ、俺のことを応援してくれてるって感じることが多いしね。これからもそうだといいけど」
または、
「僕のことですか? どうですかね。僕のことを応援してくれていると感じることはありますよ、結構。これからもそうだと嬉しいんですが」

お分かりになりますでしょうか。
これです。これがリアリティさの欠ける部分ということなのでは、と思うわけです。

自分は毎日のように海外の記事を読みますので、少しもおかしいと感じることはありません。
海外の人は日に何回も「愛している」と言いますし、曖昧に言葉を濁したり、否定語はあまり使いません。

登場人物が外国人の場合、自分にとってのリアリティさというものはここからきているものかと思います。
彼らは至って普通で、言い回しにクセがあまりありません。それは、自分自身が翻訳ものを読んでいるのが理由です。

だからといって、彼らに個性がないというわけではありません。
自分が理解できていないだけで、彼らにも話し方や仕草、言い回しなどのクセがあって、文章の並びや言葉の端々に普通でない部分、他の人とは違う人柄が表れているかもしれないのです。

「マジ?」「うそだろ」「てやんでい」とか日本人にしかわからないニュアンスは、日本人の登場人物の時に使用すればいいかなと勝手に使い分けていますが、外国人にだって、きちんと訳せばそういうニュアンスの言葉がたくさんあるはずですよね。

そういう意味で、リアリティさに欠けるということなんだと思いました。


では、どうしましょう?
はて、今までの書き方で会話にリアリティがないということは、変えなければ意味がない。


しばし、考えがまとまるまで、外国人の登場を控えてみます。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
台風がやっと去りましたね。直撃した地域の皆様、ご無事でしょうか。踏んだり蹴ったりな季節に負けないよう、共に頑張りましょう!
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Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU

2013/10/04

一貫性を貫くための【Ctrl+F】

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

色々な作品を同時進行で書いていると、迷うことがあります。
季節感を表現するもの、それを間違えたりすると以前書かせていただいたことがあるのですが、今は少し違います。

一人称と、三人称。
ふと、どちらにしていたか忘れてしまうのです。
書き方自体は全く異なるものなので、本来の形を間違えることはないのですが、言葉の使い方というのでしょうか。

一人称は、主人公目線ですから、その人物の特徴が文章に表れますね。
乱暴な言葉は使わないとか、「だけど」や「でも」といった否定語の使い方、堅苦しくない言い回しなど、主人公にした人物の特徴を捉えた書き方をします。

三人称はというと、作品ごとに変えることが多いと思います。
今回の連載作品である「Burning Blood」は三人称ですので、登場人物の誰の目線でも書くことができますが、一貫して少し雑な書き方をしています。
それは描きたい人物たちを身近におきたいからですが、この乱暴な言い回しが他の作品に反映してしまうのはいただけないわけですね。

反対に、乱暴な言い回しをしなければいけない作品中に、丁寧で優しい色の文章が入っては一貫性に欠けてしまいます。

よって、同時進行している作品が、今回の連載作品と一人称の優しい色の作品となりますと、その色によって書き方を変えなければならないというのに、それが混ざってしまうことがあるのです。
困ったことに、何度も書き直しをしなければなりません。
「おっと」とか「なんか違うな」とか、一人ぼやくことも少なくありません。

『でも、ヨシキがいなくなって…』
キーボードを打つ手を止め、ふと考えます。この作品に「でも」って使ってるっけ?
そして、その作品の文章すべてに検索をかけて「でも」を探します。
はい、やっぱり使ってない。続いて「だが」を検索で探しますと、出てくる出てくる。

この作品には、「でも」は使わず、「だが」を使っていると思い出すわけです。

他の部分では、漢字の使い方でしょうか。
それは一人称、三人称の区別だけではなく、作品に一貫性を持たせるためと、読者に混乱させたくないがために行っていることですが、ひらがなと漢字の両方を使い分けるということです。

「ため息」「溜め息」
「かける」「掛ける」
「いびつ」「歪」
「さわる」「触る」
「つく」「付く」

常に、言葉を漢字に変換していると、読みにくいこともありますので、自分は使わない漢字もあります。
どうしても必要な部分にだけ「掛け」「付く」は使用しますが、あまり作品の中では見ないかもしれませんね。

作品を書いている最中、いつも検索をかけています。
一貫性を保つために、必要な作業だと思いますが、誤字をなくすのにも役立っていると思います。

【Ctrl+F】全検索。
パソコンってなんて便利なんだ、といつも有難く思っています。

一貫性を貫くために面倒でもやらなくてはいけない作業というものがあります。
それが、【Ctrl+F】


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
寒くなりました。十月なので当たり前なのですが、半袖時代(?)が懐かしい。あまり無理して薄着でお出かけしませんように。お体にお気をつけくださいませ。
※CLAP、ランキングへのご協力、たくさんの応援メッセージやコメント、いつも感謝しております!
Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU

◆【連載小説】Burning Blood6

オリジナル小説をアップ致しました。

タイトル:【連載小説】Burning Blood6
連載作品ですので、まだ未完となります。
BL/R18弱/暴力弱












ヤナセとオトン、そして奈良の三人はよくつるんで走っていた。
その背中を見てきたのは、後輩のヨシキとヒロ。
ヤナセとオトンの作ったチームにも躊躇せず入った二人。
そして、カズが加入。

カズは言う。
「てめえの大事なもんを守るために、意地やプライドを捨てなきゃいけねえこともある」

後輩のヒロは言う。
「裏切ったのは、向こうッスよ。もう忘れましょうよ。もう俺の先輩でもなんでもない」

不器用な生き方しか知らない血滾る男たちの譚歌。

ぜひ、こちらからご覧ください。