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2013/09/12

文章ありき

こんにちわ、管理人のJUJUです。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。

いきなり挫折。
毎週ブログ更新ができていません。
申し訳ありません。プライベートがどうのこうのと毎度使い古された言い訳はするべきじゃない。
プライベートはプライベート、作品制作は作品制作として、時間配分は自分の力量。
何はともあれ、自分の責任です。

反省しています。
口に出した(ここに書いた)ことは実行すべし。
できないことは、口に出すな(ここに書くな)。

アイデアだけは豊富にあるけれど、文字におこすのは時間がかかる、ということはよくある話です。
完結まで書き切ることができると、毎週更新していくことができると、何らかの自信があってこそ、言い出せる、約束できる、というもの。

個人的にはそう思います。
完結できていない作品がちらほらとあって、耳に痛い話なのですが、 努力だけはしていきたいと思っています。

さて、ブログのためのネタ探しも毎日の日課になりつつありますが、あるドラマを観ていて感じました。
『名もなき毒』
宮部みゆき原作の作品です。
有名な作家ですので、ご存じの方も多いと思いますが、この人の作品を映像にするというチャレンジは、出来はともかく毎度毎度拍手ものです。

小説が原作のドラマや映画は多くありますが、この人の現代作品はとても深く、映像化するのは大変なんだと思うんです。
この『名もなき毒』は家の本棚にありまして、ドラマを観始めてから少しペラペラとめくってみました。
読んだのは発売されてすぐでしたので、かなり過去のことになりますね。恥ずかしながら、ほとんど覚えていませんでした。

ドラマの中はもちろん、小説と同様一人称で進みます。主人公の心の声がナレーターとなって視聴者を導いていきます。
このナレーターの言葉はすべて小説に書いてある文章そのままで、宮部みゆきという人の作品をドラマとして作る上でとても重要な役割を持っています。

ナレーターである主人公の言葉の端々に表現されている微妙な描写は、映像化できなかったのだと、ドラマ演出者たちの頭を悩ませたのだとわかる、要の部分でした。

演技力うんぬんの話ではありません。
もちろん、よい俳優がいれば、表現の仕方も変わってくると思うのですが、主人公の人柄、背景などを踏まえたその言葉、文章は、あまりに強烈に頭に響くものでした。

小説を書いておられる方は皆さん、どのように制作しておられますか。
頭の中の映像になった場面を文章にする作業でしょうか。
それとも、文章そのものから生み出されていくのでしょうか。

世の中には、文章ありきの作品もあれば、映像化した途端良さが出る作品もあると思います。

自分は映像半分、文章半分というところでしょうか。
書いていくほど、想像していた映像からかけ離れていくという困った現象に首をかしげることも少なくありません。
ただ常に、映像にはナレーターがいて、文章にするための言葉を言い続けているんですね。

小説、というものは文章ありきであるべきだと思いました。
このドラマを観て、そう思いました。

宮部みゆきという作家が素晴らしいのは皆さん知っての通りですが、原作の文章をそのまま使わなければ表現できなかったそのドラマを観て、小説というものは、そうあるべきなんだと思ったのです。

あるべき、というのは全く以て個人的な意見です。しかも、自らできるというわけではありません。
でも、そうあるべきだと思う一人の自称物書きとして、その努力はしたいと思いました。


然らば、感謝を。
お読みくださってありがとうございます。
秋っぽくなってきて、過ごしやすいと思えるのは朝晩だけですね。昼間はまだまだ日差しが強い。気温の変化にお気を付けくださいませ。

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Merci,vielmal:)


BBQ管理人:JUJU

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